【銘柄診断】ユニマットそよ風は保育施設を展開、同業他社と一線を画す展開へ
2012年1月13日 09:53
ユニマットそよ風 <9707> (JQS)はもみ合い場面を継続している。震災直後の4月6日に830円の高値を示現しており、震災による打撃は克服したパターンだ。ただ、それ以後は押し目買いが流入するものの、上値は抑えられる動きを余儀なくされている。
介護業界の場合、足元の業績は堅調なのだが、介護者の数は長期的には減少する方向にあり、介護業界全体として株価の評価は低いものにとどまっている。しかし、同社の場合、事業所内保育施設「風の子保育園」を昨年4月に開園、社員及び近隣の利用が増加、今後の同社の業績を引き上げていく牽引力として、同業他社とは一線を画す動きを見せていく可能性が強い。
今期から決算期を従来の5月から3月に移行するが、今2012年3月期の第1四半期は営業利益4億7100万円と前年同期比14.5%増益を確保した。通期では営業利益16億5000万円と前期比6.3%減が見込まれている。ただ、これは10ヶ月決算の影響で、12ヶ月換算では同19億8000万円(前期17億6000万円)と実質大幅増益になる。新規施設の寄与で来2013年3月期も大幅続伸が有力。さらに今期復配の可能性も指摘され、具体化するようだと株価には強いインパクトを与えそうだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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