【今日の言葉】『東証第二部銘柄はピーク比150社減少』=全国証券取引所の上場企業数が昨年は53社減

2012年1月12日 10:34

 『東証第二部銘柄はピーク比150社減少』=全国の証券取引所(札幌・東京・名古屋・大阪・福岡)に上場している企業数が昨年は53社減り3539社になったと伝えられている。親子上場の廃止、MBO(経営者等による買収)による廃止などが響いているという。

 不況で新規上場企業の減っていることもある。東京証券取引所ベースでみると、第一部市場銘柄数は昨年末で1681社とピークだった2007年末の1727社から46社減少、第二部市場銘柄では431社とピークの2002年末の581社から150社減少、マザーズは178社と2008年末のピーク196社から18社減少している。

 とくに、第二部市場銘柄の減少が顕著。第二部市場は1961年(昭和36年)10月に開設され、その後、大手企業の子会社の上場が相次いだ。指摘される通り親子の重複上場を廃し親会社の単独上場として経営の効率化をはかる動きのようだ。とくに、第二部市場銘柄には低PBRなどが目立ち、「割安」に放置されている銘柄の多いことも上場廃止に踏み切る一因のようだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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