IT 業界の給与水準、2008 年時の水準に回復

2012年1月11日 10:30

 ある Anonymous Coward 曰く、

 米 Janco Associates が近々発表する給与調査によると、IT 業界の給与水準は小幅の引き上げが認められ、2008 年時の水準への回復が認められたそうだ (InfoWorld の記事本家 /. 記事より) 。

 2011 年の IT 業界の平均年収は 78,299 ドル (約 602 万円) であり、前年比 0.81 % の伸びとなった。大企業における平均年収は 81,644 ドル (約 627 万円) 、中規模企業においては平均 74,435 ドル (約 572 万円) であった。米国では 2011 年 1 月以来 33,100 件の IT 関連職の雇用増加が認められ、またレイオフも減少をみせている。一方で経費削減は引き続き最優先事項の一つであり、重要なプロジェクトに従事するパートタイムや契約雇用者の増加が認められるとのこと。また正規雇用者においては福利厚生のカットが引き続き行われているという。

 なお、大企業における給与上昇率は 6.7 % の伸びを見せたネットワークサービスを筆頭に、プログラマー/アナリスト、テクニカルサービス VP、LAN アプリケーションサポートアナリスト、ライブラリアン (プロジェクトの構成管理担当職) と続いている。中規模企業においては 11.35 % の伸びを見せたライブラリアンを始めとして、コンピュータオペレーションシフトマネージャ、チェンジコントロールアナリスト、コンピュータオペレーションマネージャ、インフォメーションセンターマネージャの順で給与上昇が認められるとのこと。

 一方給与が下がった職としては、大企業では 7.49 % でもっとも減少をみせたシニアネットワークスペシャリストを始め、オペレーションアナリスト、OS プロダクションマネージャ、テクニカルサービススペシャリストの順で減少が続いている。中規模企業においてはセキュリティ VP もしくは CSO (最高セキュリティ責任者) の 4.45 % 減を筆頭にプロダクションサービスマネージャ、トレーニング及びドキュメンテーションマネージャ、そしてプロダクションサービス管理者の順で減少率が高かったとのことだ。

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