【銘柄診断】ヤマノホールディングスは収益回復路線に乗るがまだ低い収益水準

2012年1月8日 09:59

■カラ売りの流入は期待薄だが足は軽いのが特徴

  ヤマノホールディングス <7571> (JQS)の商いがジワリと増え始めている。大発会以後は低調だが、昨年12月は大納会へ向けそれなりの出来高を記録、出遅れの低位仕手株として注目され始めているようだ。

  2004年7月に1295円という高値を示現しており、以後一貫した下降トレンド終始していたことで、値ごろ感からの買いを集め始めているものと推定される。特に傘下の堀田丸正<8105>(東2)は過去に有力仕手筋の介入により折に触れ人気化、その際は同社も連動する動きとなっており、人気先取りの動きが出始めているのかもしれない。

  積極的なM&Aによりグループ会社は最大時で41社にまで規模が拡大したが、現在はその再編中。そうした動きを背景に今2012年3月期は営業利益3億5000万円(前期1億9000万円)の大幅増益が見込まれている。一応再建が起動に乗り始めたようではあるが、いかんせん水準が低い。信用売りがないため、カラ売りの流入は期待薄だがその分、動き出せば足は軽いのが特徴だ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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