ニコン、デジタル一眼レフカメラの次世代フラッグシップモデル「D4」を発売

2012年1月6日 14:44

 ニコンは6日、同社子会社のニコンイメージングジャパンが、ニコンデジタル一眼レフカメラの新たなフラッグシップモデルとなる「ニコン D4」を発売すると発表した。発売予定日は2月16日。なお、ニコンは、1月10日~13日、米国ネバダ州・ラスベガスで開催される「2012インターナショナルCES(The 2012 International CES)」に「D4」の実機を展示し、一般公開する。

 「D4」は、新開発のニコンFXフォーマットCMOSセンサー(撮像サイズ36.0×23.9mm)と、ハイスペックなデジタル一眼レフカメラに最適化した新画像処理エンジン「EXPEED 3」を搭載し、高精細・高画質と同時に優れた高速性能を実現した、ニコンデジタル一眼レフカメラの次世代フラッグシップモデル。有効画素数は16.2メガピクセル。撮像感度域はISO 50相当からISO 204800相当までと極めて広く、幅広い輝度状態で高画質を提供する。

 新開発の91Kピクセル(約91,000ピクセル)RGBセンサーによって、「アドバンストシーン認識システム」の精度をより高め、光学ファインダー使用時にも人物の顔認識を可能とした。また、AF、AE、i-TTL調光、AWBなどの制御精度も一段と向上している。51点AFシステムは、初動速度と低輝度の被写体への対応力を一段と高めるとともに、11点のフォーカスポイントはf/8対応とすることで、超望遠NIKKORレンズとテレコンバーター(2.0×)の組み合わせ使用時にも高精度なAFを可能にしている。動画撮影機能「マルチエリアモードフルHD Dムービー」は30fpsのフルHDに対応しており、3つの動画フォーマットを作画意図に応じて適宜使い分けできる。

 「D4」は次世代高速メモリーカード「XQDメモリーカード」、高速なコンパクトフラッシュカード「UDMA7」に対応し、メモリーカードへの書き込み速度が向上した。また、「D4」は有線LAN機能の搭載に加え、無線LANでの高速転送を実現する新開発の小型ワイヤレストランスミッター「WT-5」(別売)にも対応している。さらに、カメラ内でIPTC(国際新聞電気通信評議会)情報の付加機能も搭載するなど、数々の新機能によってプロフェッショナルユーザーの効率的なワークフローをサポートする。

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