【銘柄診断】兼松日産農林は徐々に仕手人気復活に期待が高まる、出来高に注目
2012年1月6日 13:40
■仕手人気拡大への需給はまだ整わず
兼松日産農林 <7961> が1996年に示現した5210円という高値は、仕手株の歴史の中でも燦然と輝く数字である。最近の低位仕手株乱舞の中でその出遅れに注目する動きが出てきてもおかしくない。直近の信用残は売り57万株、買い304万株とまだ、仕手人気拡大への需給が整ってはいない状況だ。
ただ、1月5日の商いは86万株とそれなりのボリュームアップを見せており、人気復活へ動き始めた感触もある。東北や関東で液状化対策など、地盤改良事業の需要が増加傾向にあり、これが震災後の急騰の材料になった。
また、仮設住宅関連の受注も獲得。赤外線カメラなどセキュリティ機器事業でも受注が回復傾向で、販促を強化。今2012年3月決算の営業利益は当初の1億1000万円が3億1000万円(前期8800万円)へ引き上げられた。震災関連株としての視点から、人気復活への期待は次第に強まっていくパターンか。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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