【銘柄診断】ドウシシャは連日の高値、冬の節電関連人気を連続最高純益が支援

2012年1月5日 18:01

　　ドウシシャ <7483> は５日、７２円高の２３３４円まで上げて急続伸し、連日の昨年来高値更新となった。寒気到来とともにヒーターなどの冬の節電商品の需要拡大や、ギフト商品の好調推移で出遅れ消費関連株買いが増勢となっており、今３月期純利益の連続最高純更新予想も支援材料となった。

　　同社は、大手量販店向けの卸売事業を展開し、昨年夏は電力不足・節電関連の扇風機、ＬＥＤ照明、暑さ対策商品の冷感スプレー、汗拭きシートなどが好調に推移、ギフト関連でもオリジナルの高単価高割引ギフトの販売も続伸、下期に入っては寒さ対策商品のヒーターなどの販売が伸びている。

　　今期業績は、昨年１０月に上方修正され、純利益は、５３億円（前期比２０％増）と前期の過去最高を連続更新し、配当も、６０円（前期実績５５円）に増配する。

　　株価は、９月高値２３９０円から１０月の業績増額で材料出尽くし感を強めて１９２１円まで調整したが、下げ過ぎとして下値を切り上げ高値を更新してきた。ＰＥＲは７倍台、ＰＢＲは１倍ソコソコと割安であり、なお上値挑戦が続こう。（情報提供：日本インタビュ新聞社＝Ｍｅｄｉａ－ＩＲ）