【銘柄診断】大真空は業績悪の織り込みを完了、来期の業績回復に期待が回る
2012年1月5日 15:14
大真空 <6962> (大1)は5日、33円高の308円まで上げて急続伸している。昨年12月8日の戻り高値349円から整理に入っていたが、昨年12月27日の241円を底値に戻り相場を鮮明にしてきた。出来高は急な盛り上がりを見せており、市場人気は熱を帯び始めている。高値が12月8日と一連の大証仕手株のなかでは人気化が遅く、その分相場的な若さがアピールしているようだ。
主力の水晶デバイスは、部品搭載点数が多いスマートフォン(高機能携帯電話)やタブレット型端末向け販売が堅調なのだが、競争激化による価格ダウン、急激な円高、さらにはタイの洪水の影響などで今2012年3月期の営業利益は6億5000万円(前期14億2500万円)へ大幅に引き下げられた。
しかし、株価はそうした悪い状況をすべて織り込んで出直ってきただけに、戻り相場の腰は強い。タイの洪水の影響が一巡する来2013年3月期は増益転換が想定されるところ。戻りトレンドに乗ったパターンと思われる。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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