【銘柄診断】日本金属は目先底を探り当てる、来期の業績好転の織り込みを待つ
2012年1月5日 09:36
日本金属 <5491> は昨年11月18日の戻り高値177円からの調整局面に入っている。当時は8月22日の高値に挑戦の動きだったが、そこに近づくことなく相場が終わってしまったことで、その後は売りを急ぐ動きに押され予想外に下押す展開を余儀なくされてしまった。
ただそうした売りが一巡し、足元は順調な値固め場面となっており、次第に戻りのタイミングを計る動きになりつつある。大震災、タイの洪水などの影響を受け、今2012年3月期は営業利益19億円(前期24億7000万円)と減益が見込まれている。
しかし、特殊要因が一巡する来2013年3月期は一転大幅増益確保の可能性が強いと見られている。低位株人気に乗れず商いが低調なため、需給の厚みもなく人気が薄い状態が続いている。PBRは0.6倍と低い水準にとどまっており、ここからの売り込みは考えにくい。時間をかけながら戻り相場入りとなりそう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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