【銘柄診断】タケエイは５連騰、ガレキ処理本格化で業績上ぶれ観測強まる
2012年1月4日 14:32
タケエイ <2151> は４日、１３８円高の１６４６円まで上げて昨年末から通算して５営業日続伸している。前年１２月１６日に子会社リサイクル・ピアが、東京都の実施する岩手県釜石市の東日本大震災のガレキ処分の２回目の処分業者に決定したと発表したことで１００円幅の上ぶれをしたが、関連して同社の今３月期業績の上方修正も観測されており、大発会も、割り負け訂正買いが増勢となっている。
東京都からの岩手県宮古市の災害廃棄物の処分は、昨年１０月に１０月から１１月までの先行事業（廃棄物量１０００トン）の処分業者に決定されたのに続き、１２月１６日に昨年１２月から今年３月までの処分事業（同１万トン）についても処分事業者に決まった。
同社は、今３月期業績について、昨年１０月に第２四半期累計業績を期初予想から上方修正したが、３月通期業績について期末にかけ震災廃棄物処分は本格化するが、廃棄物の発生量がなお未確定として期初予想を変更せず、純利益を４億６９００万円（前期比５２％増）と見込んでいるが、相次ぐ処分事業者の決定で業績上ぶれ期待も高まってくる。
株価は、大震災発生とともにガレキ処理特需思惑で年初来高値２１９９円まで短期２．３倍化し、３分の２押し水準の１３００円台からガレキ処理事業者決定で１５００円台を回復していた。ＰＥＲは１８倍台と市場平均を上回っているが、ＰＢＲは０．８倍と割り負けており、リバウンド幅を拡大しよう。（情報提供：日本インタビュ新聞社＝Ｍｅｄｉａ－ＩＲ）
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