【銘柄診断】三井住友トラスト・ホールディングスは調整にピリオド打ち出直り指向を予想

2012年1月3日 10:30

  三井住友トラスト・ホールディングス <8309> は7月4日の年初来高値1220円からの調整局面。8月24日に895円とひとまずの安値を付けた。その直後、8月26日に今2011年9月期の期末配当見通しを従来予想の10円から20円へ、年間配当を20円から30円へ引き上げると発表、それを手掛かりに8月29日には1037円までのリバウンドを見せた。

  しかし、そこからは待ち構えていた戻り待ちの売り物が優勢となり9月26日には898円まで再度売り込まれてしまった。ただ、チャート的にはきれいなダブル底形成で、底打ち確認の様相が強くなってきた。

  自動車メーカーの増産投資を背景に、溶接機器が伸び今9月期第3四半期累計の営業利益は31億600万円(前年同期8億8100万円)の大幅増益を達成した。それでも9月期の営業利益33億5000万円は据え置いており、第3四半期の実績を見れば、9月期決算はかなり大幅な上積みとなる可能性が強い。

  アナリスト筋では今9月期の勢いを受け継いで来2012年9月期も続伸との見方をする向きが多い。来9月期の見通し発表に際しては、今でも割安な株価がさらに割安になる。調整にピリオドを打ち、出直り指向が予想される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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