フランス国民の寄付で宮城にコミュニティー施設
2011年12月29日 11:00
宮城県石巻市にフランス国民の寄附金で温もりいっぱいの木造コミュニティー施設が建設される。1月11日にはフランス大使館代表者らも参加して石巻市内の神社で安全祈願祭が催されることになり、4月1日の引渡しをめざす。
国土交通省によると施設は鹿妻南コミュニティーハウス(仮称)として石巻市鹿妻南(かづまみなみ)に建設される。建物資材には宮城県産材などを使用する。木造平屋建て(延べ床面積288平方メートル)。建設費6300万円のうち、3300万円はフランス国民による寄付で賄われ、残りの3000万円相当は地元森林組合の物資などの寄付により賄われているという。
この計画は在日フランス人建築家のリシャール・ブリア氏が立案し、千玄室氏(裏千家)が代表理事を務める財団法人フェール城桜協会(日仏に拠点を構えている)がフランス国民から寄付を募って実現した。(編集担当:福角忠夫)