ドコモ、spモード不具合で影響受けたのは約1万9000人と発表
2011年12月27日 16:11
NTTドコモは27日、12月20日に発生したspモードサービスの不具合により影響を受けたのは、約1万9000人だったと発表した。
不具合の発生により、spモードを利用している一部の顧客のメールアドレスが、別人のメールアドレスに一時的に置き換わる事象が発生。同事象については、12月20日午後6時頃までに解消しており、念のため実施していたパケット交換機のリセット作業についても、12月22日午前1時頃に全て完了しているという。
また、同事象の発生に伴い一時的に提供を停止していたspモードサービスについては、「電話帳バックアップ」を除く全てのサービスを、12月22日午後2時頃に再開。また、「電話帳バックアップ」についても、12月26日正午頃に再開している。
今回発生した事象の原因は、12月20日に発生したspモードサーバでのふくそうに起因して、spモードサーバにおける電話番号とIPアドレスの関連付けにアンマッチが発生したこと。
このために、メールアドレスが別のメールアドレスに置き換えられた顧客（A）が6,878人、顧客（A）から受信したメールの送信者欄に別のメールアドレスが表示された顧客（B）が2,909人、顧客（A）のメールアドレスに置き換えられた顧客（C）が6,894人、顧客（C）が圏外や電源断などでメールを受信できない間に、顧客（C）宛に送信したメールの一部を、顧客（A）に受信された顧客（D）が2,017人、合計1万8,698人が影響を受けた。
ドコモは今後、新聞紙上でお詫び広告を掲載するとともに、同事象の対象の顧客へ「お詫びのしるし」とあわせてダイレクトメールを郵送するなど、個別に対応していくという。
また、spモードサービスの一時停止に伴い、月額使用料を伴うサービスについて一時停止した期間を算出し、日割分にあたる金額を返還するという。対象サービスは「ドコモ ドライブネット」と「イマドコサーチ」。