【銘柄診断】三菱ケミカルホールディングスはようやく業績悪を売る動きが一巡
2011年12月26日 09:34
三菱ケミカルホールディングス <4188> は11月22日の410円、そして12月19日の416円でダブル底を形成、ようやく底打ちの様相を呈してきた。今年の高値は2月16日の649円。そこから調整に入り、震災以後は8月1日に621円まで買い直されたが、高値を前にUターン、その後はほぼ一貫した調整トレンドにあった。
医薬品事業の好調などで今2012年3月期の第1四半期の決算発表時の8月1日に通期の営業利益が2060億円から2210億円(前期2264億円)に増額修正され、これが8月の戻りの背景。
ところが、円高の継続、フラットパネルディスプレイ関連製品の需要減少、石油化学関連製品の市況軟化等から11月1日の9月中間決算発表時に今3月期の営業利益が一転、2000億円へ減額され、これが最近の株価軟調につながっている。
足元の状況は厳しいが中期計画では2016年3月期に営業利益4000億円を目指している。リチウムイオン電池部材など成長事業の拡大を図る方針で、株価面での注目点になりそう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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