【銘柄診断】みずほフィナンシャルグループは衝撃の2ケタを示現、底打ちへ
2011年12月26日 09:34
みずほフィナンシャルグループ <8411> は11月11日に98円と2ケタ台に売り込まれる低調な足取り。まさに株式市場の不振を象徴する現象で、市場でも大きな話題となった。同業他社に比べ収益面で見劣りする状況が続いていたが、みずほ銀行とみずほコーポレート銀行の合併が再来期の上期中を目処に実施される見通しとなった。
来2012年3月期からの実質ワンバンクでの運営、人員の3000人の削減、統合によるシナジー効果の目標(16年3月期までに1000億円)なども決まり、今後の展開に期待が持てる状況に変わろうとしている。それにも関わらず配当利回り5.8%の今の水準でも積極的な買いの流入が見られない。
PBRもわずか0.6倍で訂正高の余地は大きい。スケジュール的には今後、今3月期末へ向け配当取りの動きが活発化する可能性が強い。株価修復へ向けては、基本的には収益アップへの条件である貸し出しの回復を待つパターンと思われる。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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