【銘柄診断】ニチモウは低位材料株人気の流れに乗る、今期5円復配が下値支え
2011年12月25日 09:59
ニチモウ <8091> は低位仕手株が相次いで人気化する中、出遅れ人気が回り人気化の様相を呈してきた。1990年には3237円という超高値を示現、そうした天井の高さへの思惑も高まっている。
12月12日に2000万株近い大商いのうちに199円の高値を示現したが、直近12月22日の商いは19万3000株へ急減、株価を高位に保つための肝心のエネルギーが先細りとなり、今の需給では戻れば売りが出てくる状況だ。
ただ、今2012年3月期は5円の復配を公表しており、配当利回りは3.1%と高く、下げに対する歯止めになりそう。
食品事業部門では主力の冷凍魚が好調なほか、機械事業部門の食品加工機械等の販売が当初予想を上回り今2012年3月期9月中間決算は営業利益が期初の1億円から3億7700万円(前年同期4億5300万円)に増額された。通期の営業利益7億5000万円(前期8億4800万円)は据え置かれたが、この増額期待が生まれるようだと株価出直りへの格好の手掛かり材料になりそう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
【関連記事・情報】
・【相場展望】引き続き中小型株や材料株の個別物色が中心の展開に(2011/12/25)
・【外国為替市場展望:ドル・円相場】各国の国債入札や流通利回りの動向に注意が必要(2011/12/25)
・犬丸正寛の相場格言~データでは説明できない先人の知恵をもとに株式投資で大成功~(2011/08/10)
・株式評論家・浅妻昭治のマーケットセンサー(銘柄発掘の王道を伝授・注目株厳選)メルマガがスタート!登録受付中(2011/06/22)