【銘柄診断】日本新薬は今3月期の見通し据え置き、手掛かり難でもみ合いへ

2011年12月24日 14:16

  日本新薬 <4516> は震災を契機に大きく売り込まれたが、その後の戻りはごく限定的で、ようやく12月2日の855円で底打ちと長い調整を余儀なくされてきた。

  昨年12月に機能性月経困難症の効能を追加した「ルナベル」が伸長、今年3月に発売した骨髄異形成症候群治療剤「ビダーザ」も増収に寄与。機能食品事業も健康食品素材が伸長したほか、たん白製剤やニュートリション(栄養)素材も堅調に推移している。そのため、今2012年3月期の9月中間決算では営業利益は30億1100万円と前年同期比35%増を達成。

  ただ、通期については営業利益55億円(前期比6%増)の当初見通しを据え置いており、ここらあたりが株価の人気面でマイナスに作用しているようだ。

  PERは18倍台と、それなりの評価を集めており、現在の収益水準ではこの面からの訂正高の余地はあまり大きくない。今期増額、来期の大幅続伸などの流れができないと、株価はもみ合いに移行することになりそう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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