【銘柄診断】エレコムはスマートフォン関連の好調目立つ、今期増額が有力に

2011年12月23日 15:26

  エレコム <6750> は全般の波乱を寄せ付けず、ほぼ一本調子の右肩上がりの相場を続けている。

  前2011年3月期の営業利益は前々期比43%の大幅増益を確保、そうした上で今2012年3月期も営業利益62億2500万円(前期57億5200万円)の好調見通しでスタートしたことが震災後の株価の素早いリカバリーにつながっている。

  製品ラインアップを強化したモバイルケース等のスマートフォン向け製品の販売が好調に推移したことに加え、テレビ録画用の外付ハードディスクドライブ製品、及び家庭用の無線LAN製品が前期に引続き堅調に推移し、今2012年9月中間決算は営業利益29億8000万円(前年同期20億1700万円)ときわめて好調だった。

  ただ、昨今の経済環境の悪化や薄型テレビの需要減少に加え、タイの洪水による外付けHDD製品の調達への影響等を勘案、通期の営業利益62億2500万円は据え置かれたが、スマートフォンを取り巻く好環境を踏まえると最終的に上振れの可能性が強い。切り返しの動きも期待できそう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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