【銘柄診断】IDECはLED事業拡大に向け生産体制を強化、来期業績も続伸
2011年12月23日 14:42
IDEC <6652> は震災後の低迷は、ほんの一時で6月15日には1006円と2008年以来の4桁乗せを果たすなど、強い上昇リズムに乗っている。省エネ・省電力化への対応策として、照明機器LED化需要が予想以上に旺盛で、特需的な要素も含めてLED需要が急激に拡大している。
さらに工作機械や産業用ロボットに使うリレーやスイッチなど制御機器も売上げが伸び、今2012年3月期の営業利益は当初の37億円から40億円(前期28億3700万円)に引き上げられた。
LED事業拡大に向け、生産機能を浜松事業所に集約し、一貫生産システムを構築することで大幅なコスト削減を推進、競争力の強化を図る方針。2012年4月に量産開始を予定しており、来期以降も大きな増益率を伴った業績続伸が想定される。
足元の好業績買いは一巡したが、再び来期以降に焦点を合わせるかたちで見直し買いが盛り上がる方向が予想される。配当利回りが3.9%に達し、下値不安も乏しい。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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