デジタル専用機における私的録画補償金訴訟、二審も東芝勝訴

2011年12月22日 18:25

tarbz2 曰く、 私的録画補償金制度をめぐり、社団法人私的録画補償金管理協会(SARVH)が東芝に対して損害賠償を求めていた訴訟の控訴審判決で、知財高裁が一審地裁判決を支持し、原告側控訴を棄却した(時事通信)。

 東芝は地上アナログ放送に対応しないデジタル専用レコーダーについて私的録画補償金の支払いを拒否し、そのため私的録画補償金管理協会が訴訟に踏み切っていた。一審では「デジタル専用レコーダーは補償金支払いの対象となるが、法的義務ではない」として請求を退けていたが、今回はさらに「デジタル放送のみに対応したレコーダーは課金の対象外」として東芝側の主張を全面的に認める判決となっている。

 おそらく最高裁に持ちこまれることになるだろうが、訴訟の流れ的にはユーザー側が歓迎すべきところで決着する可能性が高そうである。

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