中国、ナイジェリアの通信衛星を打ち上げ

2011年12月21日 17:15

 中国国家航天局(CNSA)は北京時間12月20日0時41分(日本時間1時41分)、四川省の西昌衛星発射センターから、ナイジェリアの通信衛星「Nigcomsat-1R」を載せた「長征3号乙」(Long March 3B)ロケットを打ち上げた。

 打ち上げられたロケットは順調に飛行し、衛星を所定の軌道に投入し、打ち上げが成功した。ナイジェリアの衛星が打ち上げられたのは2007年5月以来、約4年半ぶり。

 中国は2007年5月、ナイジェリア通信衛星1号「Nigcomsat-1」を打ち上げたが、2008年11月に電力システムが故障し、使用できなくなったことから、中国側は2009年に、今回の通信衛星「Nigcomsat-1R」を打ち上げると契約した。

 「Nigcomsat-1R」は東方紅4号衛星をベースに、中国空間技術研究院などが製造し、28本のトランスポンダを搭載した通信衛星である。

 なお、今回の打ち上げは長征ロケットシリーズにとって154回目の打ち上げだった。

 ■長征三号乙運載火箭成功発射尼日利亜1R通信衛星
http://www.calt.com/xwzx/zyxw/2011122008280398d754.html

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