【銘柄診断】住生活グループは業績減額が響く、なお懸念材料を抱え底値探りへ

2011年12月21日 18:48

  住生活グループ <5938> は10月3日に2260円の年初来高値に進むなど先高感に包まれる動きを続けていたが、10月に入り今2011年9月中間決算の減額修正が突然発表され、一気に下に離れ、その後もまだ底値が定かでない弱い動きが続いている。

  9月中間決算の営業利益は80億円から30億円へ引き下げられたが、最終的には11億7900万円(前年同期160億円)と惨憺たる数字となった。通期についても530億円から420億円(前期404億円)に引き下げられた。

  さらに、タイの洪水により、アルミ建材の生産を行なう現地子会社が生産停止に陥っており、先行きへの懸念から売りが先行する地合いとなっている。

  PBR0.8倍とそれなりに割安感のある水準ではあるが、減額具体化などの悪材料が表面化し、それをこなしてからでないと出直り相場入りは難しそう。底値を確認する動きが続くことが予想される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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