東京海上、米生損保デルファイを約2050億円で買収 米国での事業基盤を強化

2011年12月21日 18:29

 東京海上ホールディングスは21日、同社子会社である東京海上日動火災保険を通じ、米国の生損保兼営保険グループ「デルファイ・ファイナンシャル・グループ社」を買収する手続きを開始することについて、本日、デルファイ社と合意したと発表した。買収額は約2050億円。今回の買収は、友好的なものであり、Delphi Financial Group, Inc.の取締役会が賛同している。

 デルファイ社は、米国生命保険・損害保険事業の両分野における優良保険グループであり、傘下の生保会社であるリライアンス・スタンダード社(Reliance Standard)は1907年設立、損保会社であるセーフティ・ナショナル社(Safety National)は1942年設立という長い歴史・事業経験を有している。また経験豊富で実績のある経営陣を通じ、1987年のデルファイ社創業以降も、一貫して高成長・高収益を実現している。

 東京海上HDは、デルファイ社の買収を通じ、世界最大の保険市場である米国市場における優良な事業基盤を更に獲得することにより、海外保険事業の収益の更なる拡大を実現すると共に、将来の東京海上グループの持続的成長を可能とする事業基盤を一層強固なものとすることが可能と考えている。

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