東北電力、仙台火力発電所4号機の発電を再開 3月11日の地震発生以来

2011年12月20日 16:42

 東北電力は20日、3月11日に発生した東日本大震災により甚大な設備被害を受けたことから運転を停止していた仙台火力発電所4号機について、本日8時59分、試運転に伴う発電を再開したと発表した。

 東北電では、東日本大震災により甚大な設備被害を受けた、太平洋側に立地する火力発電所の復旧作業を鋭意進めている。こうした中、仙台4号機は、12月11日に試運転による発電を再開した新仙台火力発電所1号機に続き、今冬の供給力として加わる。

 復旧作業にあたっては、試運転開始時期を1月上旬に見直していたが、昼夜二交替での作業や機器の据付方法の効率化、仮設電源等を活用することにより、時期の更なる前倒しが実現し、本日、試運転による発電を再開するに至った。

 今後は、2012年3月を予定している営業運転再開時期の前倒しを目指して、各種試験を着実に実施していくとともに、引き続き安全確保を第一に、安定供給へ向けた最大限の努力を尽くしていくという。

 仙台火力発電所4号機の所在地は宮城郡七ヶ浜町、出力は44.6万kW、運転開始年月は平成22年7月、燃料種別は天然ガス。

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