【銘柄診断】日本橋梁は仕手株としては信用取組みが物足りない
2011年12月20日 16:13
■好材料買いが一巡、業績低迷が続き波乱含みの展開も
日本橋梁 <5912> は復興関連株人気に乗り3月29日に年初来高値325円へ一気の急騰を見せたが、人気は一過性に終わり、その後は鳴かず飛ばずの状態が続いていた。しかし、12月12日に314円と3月高値に肉薄する突然の急騰場面を見せた。
埼玉県の圏央道の大型橋梁について約38億円の大量受注を獲得したと伝えられたことが好感されたもの。今2012年3月期はコンクリート工事に強いオリエンタル白石を買収するため、連結の売上げは139億円(前期79億5700万円)へ急増するが、今期の単体ベースの売上げは46億円に過ぎない。
それだけに今回の大量受注が業績に与えるインパクトは大きく、工事が寄与してくる来2013年3月期の業績は様変わりの好転となる可能性もある。ただ、足元は無配が継続し、PBRも120倍と圧倒的に割高な水準。
仕手株としては信用の取組みも物足りない。12月12日の高値からの下げも直線的な動きとなっているだけに、当面は波乱商状が続きそう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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