ソニー・東芝など5社、次世代セキュアメモリーソリューションで協力
2011年12月20日 11:35
パナソニック、サムスン電子、サンディスクコーポレーション、ソニー、東芝の5社は20日、SDカード等のフラッシュメモリーカードや様々なストレージデバイス用の新しいコンテンツ保護技術の普及について、原則協力していくことで合意したと発表した。
「次世代 セキュア メモリーイニシアティブ」の下で、5社は、タブレットやスマートフォンのような先進的な消費者向け応用機器で利用されているSDカードと組み込みメモリーのためのHD画質(高精細)対応セキュリティー技術のライセンスおよびその普及活動のための準備を開始する。
このコンテンツ保護ソリューションは、HD画質コンテンツを保護するのに十分強靭なもの。フラッシュメモリーのユニークなID(個体識別)技術と公開鍵基盤に基づいた強靭なコピー防止システムを含めて、イニシアティブの技術の利用を通して、高次元のコンテンツセキュリティーが実現される。
また、この技術の活用によって、HDネットワークダウンロード、HD放送コンテンツの持ち出し、ブルーレイディスクからのHDデジタルコピー/マネージドコピーのような様々なHD画質コンテンツの応用展開が可能になる。これらの応用展開によって、ユーザーが、Androidベースのスマートフォンやタブレット、あるいはTVとブルーレイなどの幅広い機器で、HD画質コンテンツを楽しむことができるようになる。
今後5社は、来年の早い時期に、新しいセキュアメモリー技術のライセンスを開始することを可能にするため、協力していく。種々のフラッシュメモリー製品と組み込みフラッシュメモリーソリューションにこの技術が採用され、2012年に市場導入されることを、5社は期待している。