GPLの採用率、加速度的に減少中

2011年12月19日 18:15

あるAnonymous Coward 曰く、 GPLおよびその派生ライセンスであるLGPLやAGPLの採用率が加速度的に減少しているそうだ(ITworld本家/.)。

 オープンソースソフトウェアのうち、GPLライセンスが採用されているのは約57%で、今年6月の61%から減少している。この傾向が継続した場合、2012年9月にはオープンソースソフトウェアのうちGPLを採用するのは50%以下になると予測されるという。

 これはベンダーがGPLライセンスよりも自由なライセンスによるコミュニティアプローチを採用していることの現れとのことで、MITやApache(ASL)、BSD、またMs-PLといったライセンスが最近のトレンドであるそうだ。

 この減少傾向はGPLv3が正式リリースされた2007年から始まっているとのこと。なお、元記事ではGPLv3の登場により「オープンソース支持者の好むGPLv2」と「フリーソフトウェア支持者の推奨するGPLv3」といった構図が生まれ、両者の溝が深まっていったこともGPL離れの一因となっている、との説を紹介している。

 「GPL離れが進んでいる」というのは、Black Duck Softwareの調査から分かったとのこと。

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