【銘柄診断】カルソニックカンセイは増額が有力、割安買い復活の可能性が強い

2011年12月19日 18:39

  カルソニックカンセイ <7248> は震災後の3月15日の255円を安値に上昇、8月2日の535円までほぼ一本調子の上げを見せた。6月29日にそれまで未定としていた今2012年3月期の見通しについて営業利益210億円と(前期194億7900万円)と好調な数字が明らかになったことで、訂正高の動きに弾みがついた格好だ。

  同社は日産グループ最大の自動車部品メーカーで、エアコンシステムやラジエーター、車内電装品を手掛ける。日産自動車 <7201> 自動車の想定以上の生産回復が好業績の背景。

  今3月期9月中間決算で通期の見通しが据え置きとなったことでやや失望感も生まれているが、日産自動車が生産台数引き上げの方向に動いていることで、同社の増額修正が有力になったとの見方が強くなっている。現在の水準でもPERは5.5倍と低い水準にとどまっており、正式の増額を受け改めて割安買いの動きが刺激される可能性が強そう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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