米国、テレビコマーシャルの音量制限へ

2011年12月18日 11:04

cheez 曰く、 米連邦通信委員会(FCC)は、テレビコマーシャル(CM)の音量を制限する新規定を承認した(CNN.co.jpの記事The Washington Postの記事本家/.)。

昨年12月にCMの音量を規制する法律「Commercial Advertisement Loudness Mitigation Act(CALM)」が米議会で成立したことを受けて制定されたもの。新規定ではCM平均音量が番組の平均音量を超えてはならないとされ、地上波、衛星、ケーブルの各テレビ局にCMの平均音量を監視する設備の導入を義務付ける。納入されたCMの音量が規制値を超える場合、放送前にテレビ局が音量を調整する必要がある。施行までの猶予期間は1年間だが、財政上の負担が大きすぎる場合は最大2014年12月まで延長されるとのこと。

 ちなみに、日本では民放連がARIB TR-B32に準拠した「テレビ放送における音量レベル運用基準」を定め、来年10月1日から番組、CMの両方に適用を開始する。新基準では平均ラウドネス値を揃えることで、放送全体の音量感が統一されるとしている(民放連「ラウドネス関連」のページ)。

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