【銘柄診断】日特エンジニアリングは業績が絶好調、全値戻しへ挑戦の可能性も
2011年12月18日 20:37
日特エンジニアリング <6145> は6月23日に1335円と2月3日の高値1336円に1円足らない水準で押し返されたが、7月11日には1354円と2度目の挑戦で高値をクリアーした。ただ、それでダブルトップ形成となり、以後はチャート定石どおりの整理局面。その調整は10月6日の799円で大底確認の動きとなり、以後は鮮明な戻りを見せた。
主力の巻線機事業はスマートフォンなどのモバイル端末の販売がグローバルで拡大し、モバイル端末とその周辺機器に使用される微細コイル向けの自動巻線機の売り上げが大きく伸び、エアコン・洗濯機などのエコ家電向けコイル・モーター用巻線機の需要も拡大、今3月期通期の営業利益は27億5000万円から33億5000万円(前期26億600万円へ)へ引き上げられた。
アナリスト筋は今3月期の増額、来2013年3月期の続伸を想定する声が強い。コスト引き下げを目指しアジアでは今後とも自動巻き線の導入が活発する方向が想定されている。全値戻りを期待させるほどに業績は絶好調だ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
【関連記事・情報】
・【銘柄診断】省電舎は震災復興需要で業績好調、中期計画の進行状況をウォッチ(2011/12/18)
・【相場展望】海外要因に神経質な地合いに変化なく、クリスマス休暇で個別物色が中心(2011/12/18)
・LED照明関連銘柄特集(3)=主要各社は拡販戦略でLED照明事業拡大へ(2011/05/03)
・【特集】(6)世界最大のSNS!『フェイスブック』は企業が積極的に活用(2011/02/18)