Google、不正アプリ27本をAndroidマーケットから削除
2011年12月17日 12:57
コンテンツ課金の可能なプレミアムSMSを秘かに送信するマルウェアが公式のAndroidマーケットで発見され、報告を受けたGoogleが計27本の不正アプリを削除する事態となった(The Lookout Blogの記事、BBC Newsの記事、Symantecのセキュリティ情報)。
このマルウェアは米Lookoutが発見したもので、「RuFraud」と名付けられている。ヨーロッパのユーザーを主なターゲットにしており、初回起動時に表示される確認画面でユーザーが承認ボタンをタップするとプレミアムSMSが秘かに送信されるとのこと。アプリ自体は既存のアプリを再パッケージ化したもので、Angry Birdsのような超有名アプリも含まれる。Lookoutによれば、同様のマルウェアは数ヶ月前から非公式のアプリストアやファイル共有サービスでの配布が確認されていたそうだ。先週から公式のAndroidマーケットでの配布の配布が確認されはじめ、12月11日までにLookoutが発見したRuFraudは22本。さらに5本が13日までに発見されたという。
以前にもマルウェア「DroidDream」の組み込まれたアプリが配布されるなど、公式のAndroidマーケットではアプリの事前審査が十分に行われていないことが指摘されている。今回は超有名アプリの偽物が配布されたこともあり、Googleは審査を強化すべきだといった声が強まっている。 スラッシュドットのコメントを読む | セキュリティセクション | モバイル | Google | セキュリティ | Android
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