プロトンロケット、衛星2基を打ち上げ
2011年12月14日 11:45
ロシア連邦宇宙局はバイコヌール時間12月11日17時17分(日本時間20時17分)、イスラエルのスペースコム社(Space-Communication Ltd)の通信衛星「Amos 5」と、ロシアのデータ中継衛星「Luch 5A」を載せたプロトンロケット(プロトン・ブリーズM)を、カザフスタンのバイコヌール宇宙基地から打ち上げた。
打ち上げられたロケットは順調に飛行し、打ち上げから約9時間後に「Luch 5A」、打ち上げから約10時間後に「Amos 5」をそれぞれ所定の軌道に投入し、打ち上げが成功した。
「Luch 5A」はロシアのレシェトニェフ社(Reshetnev=旧NPO-PM)が製造したデータ中継衛星で、宇宙船や国際宇宙ステーション(ISS)の通信中継などで使用される予定。
一方、「AMOS-3」もレシェトニェフ社が製造した通信衛星で、重さ約1500kg。18本のKuバンド・トランスポンダと18本のCバンド・トランスポンダを搭載し、中東やヨーロッパを中心に衛星放送サービスなどを提供する。
■Головной блок РКН ≪Протон-М≫ в автономном полёте
http://www.roscosmos.ru/main.php?id=2&nid=18420
【関連記事】
・プロトンロケット、測位衛星「グロナスM」3基を打ち上げ
・プロトンロケット、ViaSat社の通信衛星を打ち上げ
・プロトンロケット、SES社の通信衛星を打ち上げ
・プロトンロケット、軍事衛星を打ち上げ
・「エクスプレスAM4」を載せたプロトンロケット、打ち上げ失敗