【どうなる!仕手株の動き】新日本理化はカラ売り規制が利食い急ぎの売り物を誘発?

2011年12月14日 11:35

■急騰劇は、どこまで続く!?

  新日本理化 <4406> (大1)の相場がやや波乱商状を呈してきた。直近の流れは10月27日の266円をボトムに12月1日の878円まで一気の急騰を演じた。上昇率3.3倍というすごい上げっぷり。

  その後12月12日にさらに930円まで買い上げられた。直近の大商いは11月29日の1420万株で、当日の高値は833円。そこら近辺で買いついた投資家にとって900円どころは絶好の利食い場と映り、900円どころでは頭重い展開になっていた。

  そうした中で大証金が12月12日から新規売りの停止措置を発表した。新規のカラ売りが入らなくなることで、売り方の締め上げを狙った買いが流入、12日に930円の高値を示現したものだが、その上げが絶好の売り場との見方を呼びその後は急速に売り物が広がる結果になった。

  仕手株にとっての生命線は値動き。一度上げが止まると、投げが投げを呼び逆方向への動きが速くなるのも習性。広がる売り物を吸収する買い物が入ってくるかどうかが注目点。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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