日本交通と日本MSが協業、スマホから全国のタクシーが呼べるアプリを提供開始
2011年12月13日 19:18
日本交通と日本マイクロソフトは13日、クラウドを活用し、タクシー業界における日本初の全国規模での配車サービスの展開において協業することを発表した。
日本交通は、今年1月18日よりスマートフォンを活用し、日本で初めてタクシーの注文をアプリケーションのみで完結できるサービスとして「日本交通タクシー配車」を提供している。サービス提供後に多くの顧客より、「全国のタクシーでも同様のサービスを利用したい」との要望を受け、今回、日本マイクロソフトの技術協力を得て、マイクロソフトのクラウド基盤「Windows Azure Platform」を活用して新サービスを開発。また、全国のタクシー事業者13グループ（本日時点）と提携し、日本初のスマートフォンから全国のタクシーが呼べるアプリ「全国タクシー配車」を本日より提供開始した。まずは、札幌、埼玉、東京、横浜、名古屋、京都、大阪、神戸、岡山、福岡の10地域で利用可能で、今後は順次利用可能地域を拡大していく計画。
スマートフォンアプリ「全国タクシー配車」は、全国10都道府県のタクシー事業者13グループ（タクシー合計台数：8595台）と提携し、スマートフォンならではの直感的な操作とGPS機能で、提携タクシー会社配車エリア内で、顧客の乗車場所近くを走行中の車両を簡単操作で呼ぶことのできるアプリケーション。また、近くに提携タクシー会社が見つからない場合は、最寄りのタクシー会社の電話番号を表示し、全国タクシー電話帳として利用可能。最寄りのタクシー会社の料金体系を基に概算料金を検索することもできる。
なお、今回の「全国タクシー配車」への対応スマートフォン端末として、iPhone版、Android版に加え、近日中にWindows Phone版も提供する予定。
日本交通は、『選ばれるタクシー』を目指し、様々なサービスを提供している。今回の「全国タクシー配車」は、出張や観光で訪れた知らない場所でも簡単にタクシーを呼べるアプリケーションとして顧客の利便性向上、また全国のタクシー事業者と提携することでタクシー業界全体の活性化を目的としたサービス。
将来的には、更なる顧客の利便性向上のため、時間指定予約、空港定額タクシー予約、観光タクシー予約などの機能を順次追加していく予定。日本交通は、今後もITを活用し、新たなサービスの提供を目指す。