【銘柄診断】大和ハウスの業績は想定を上回るペースで推移、中期計画見直しも
2011年12月13日 18:26
大和ハウス工業 <1925> は震災直後の3月14日にいち早く1130円の年初来高値を示現するなど、震災関連株としての感応度は非常に強い銘柄。ただ、その後は整理基調にあり、8月19日の881円で大底を確認、11月30日の909円へのダメ押しを経て戻り相場を指向しつつあるところ。
住宅ローン減税や住宅エコポイントなど政府の住宅取得支援策が追い風となり戸建住宅事業などが好調に推移、今2012年3月期の業績は従来の950億円から1100億円(前期876億9700万円)に増額修正された。ただ、こうした好業績が株価の上昇に結び付かない点、ある程度株価に織り込み済みとの見方が強くなっているようだ。
会社側は2014年3月期を最終年度とする中期経営計画では営業利益1200億円を見込んでいるが、足元の好調な推移に照らすと、余裕を持ってクリアーの可能性もある。中期計画へのしっかりした足取りがはっきりするにつれ、株価も訂正高の動きを強める展開になりそう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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