【銘柄診断】ミネベア業績悪を織り込み反騰相場へ、需給が株価をサポート

2011年12月11日 10:49

  ミネベア <6479> は1月6日の540円の年初来高値からほぼ一貫した下げ波動で全くいいところがなかったが、10月4日の235円をボトムにようやく出直り機運を強めてきた。

  スマートフォンなどに搭載する小型の発光ダイオード(LED)バックライトの好調などで、今2012年3月期は営業利益210~245億円(前期221億6300万円)と順調な見通しでスタートした。

  しかし、タイの洪水被害が大きく、今2012年3月期9月中間決算は大幅下振れとなり、通期の見通しも営業利益は当初見通しを大きく下回る120億円と前期比45,9%減へ減額された。ただ、こうした減額発表が戻り相場に全く影響を与えない流れとなっており、戻り相場定着の様相を強めている。

  株価の下げに伴い信用買い残の整理が進む一方で、ここへ来ては信用売りの増加が目立ってきている。直近では売り370万株、信用買い残339万株と、売り残が超過の状態となってきており、売り方が株価を押し上げていく要因になりそう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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