H-IIAロケット20号機、打ち上げ延期

2011年12月9日 15:30

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)と三菱重工業株式会社は12月9日午後、悪天候のため、日本政府の情報収集衛星「レーダ3号機」を載せたH-IIAロケット20号機の打ち上げを延期すると発表した。

 発表によると、打ち上げ時間帯にかけて射場近辺に規定以上の氷結層を含む雲の発生が予想されるため、打ち上げを12月12日以降に延期するという。新しい打ち上げ日時についてはまだ決まっていない。

 情報収集衛星は事実上の偵察衛星。光学衛星とレーダ衛星の2基1組で運用され、今回打ち上げられるのは「レーダ3号機」となる。情報収集衛星の打ち上げは9月の「光学衛星4号機」以来、約3ヶ月ぶり。日本政府は2012年度までに光学衛星2基、レーダ衛星2基、計4基での運用体制を目指している。

 ■H-IIAロケット20号機による情報収集衛星レーダ3号機の打上げ延期について
http://www.jaxa.jp/press/2011/12/20111209_h2af20_j.html

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