韓国、今年のヒット商品1位は“コッコ麺”:トップ10に「スティーブ・ジョブズ」「Galaxy S2」「K-POP」

2011年12月9日 20:38

 サムスン経済研究所は、韓国の今年のヒット商品1位に、白いスープでラーメン旋風を起こしたインスタントラーメン「コッコ麺」を選んだ。

 同研究所は7日、ホームページ会員7725人を対象にしたアンケート調査と専門家の意見をもとに、「2011年の10大ヒット商品」を発表した。

 ヒット商品に選ばれたのは1位から順に、1位:コッコ麺、2位:スティーブ・ジョブズ、3位:カカオトーク、4位:芸能番組『私は歌手だ』、5位:Galaxy S2、6位:K-POP、7位:年金宝くじ、8位:映画『るつぼ』、9位:平昌冬季五輪の招致、10位:大量・半額プライベートブランド商品、だった。

 性別では男性が「コッコ麺」、女性が「スティーブ・ジョブズ」を1位に選んだ。 年齢別では25歳未満から44歳までが「コッコ麺」を、45歳以上は「Galaxy S2」を最高のヒット商品に選んだ。

 特に「コッコ麺」「スティーブ・ジョブズ」「私は歌手だ」は、通念を覆して新しさを創出したという点で評価を受けた。

 「Galaxy S2」「K-POP」「平昌冬季五輪の招致」は、世界で韓国の地位を高めたという点が高く評価された。

 また、景気の沈滞状況を反映するかのように、無料メッセージサービスを提供するスマートフォン向けアプリケーション「カカオトーク」、当たれば20年間にわたり毎月500万ウォンずつ支払われる「年金宝くじ」、一定水準以上の品質の商品を格安で販売する「大量・半額プライベートブランド商品」なども目立った。

 映画『るつぼ』は、障害者に対する犯罪を実話をもとに描いた作品で、社会的反響を起こした。

 同研究所は、「今年は情報通信(IT)関連商品が振るわない中、景気沈滞中の消費心理を反映するアイテムが多かった」とし、また「今年の消費環境は、物価高と低成長、緊張と不安、インターネット世論の影響力の拡大などのキーワードにまとめることができる」と説明した。(翻訳:宮本りさ)

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