ヤマハ発、東京モーターショーに個性派モデルを出展

2011年12月9日 11:00

 第42回東京モーターショー(一般公開:12月3日から12日)に、ヤマハ発動機は「あしたらしい風。」をメッセージに、パーソナルモビリティの有用性を感じさせる、多くの個性派モデルを出展している。

 24年ぶりに東京に帰ってきた2011年のモーターショーは、クリーンエネルギーのクルマが予想通り、数多くお披露目され、スマートコミュニティの中での自動車業界の役目というものをアピールするブースが目立つ。そんな中で、2輪車として、その社会と接していくという姿勢を強く示していたのがヤマハ発動機だ。

 今回、バイクや電動アシスト自転車などワールドプレミアとして4モデル、ジャパンプレミアとして3モデルがモーターショーを発表の場とし、その"有用性""独自性""グローバル性"を十分にアピールしている。

 特に世界で初めて公開されたコンセプトモデルは、新たな息吹をライフスタイルに吹き込む可能性を秘めたものばかりだ。

 フロントカウルからハンドルにかけてのフューチャーなデザインが特徴的な3輪電動バイク「EC-Miu」は、女性を意識したシティコミューターとして、多くの女性来場者から熱い視線を浴びていた。

 また、電動アシスト自転車のコンセプトモデルとして登場した「PAS WITH」は、スタイリッシュなデザインで、シームレスなボディが特徴だ。折りたたみ式を採用し、普段使い以外にも旅先での移動手段として、クルマや電車での旅行に同行させるというプランを同社は提案する。スマートフォンを装着することで、ナビやバッテリー残量管理もできるという。

 他にも自転車のようなフォルムに、グローバルスタンダードである125ccの低燃費エンジンを搭載したコンセプトモデル「Y125もえぎ」も、発想とデザインの斬新さで注目を集める。

 「EC-Miu」と「PAS WITH」はヤマハブースだけでなく、東京ビッグサイト内で併催される『SMART MOBILITY CITY 2011』のトヨタブース内に、テーマである「つながる」を具体的に示すゾーンとして、充電インフラ(トヨタ)と電動式のシティコミューターという関係で並べられている。

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