【銘柄診断】高島は再生エネルギー部門の成長続く、信用売り残の急増が注目点

2011年12月9日 11:38

■仕手株一斉高の流れの中で注目

  高島 <8007> は、210円台でもみ合いを続けている。株価は再生エネルギー関連として6月16日に291円まで買い進まれ、2007年2月以来の水準にあたり、再生エネルギーを核とした業績変革を評価する声が高まったことがうかがえる。短期で急騰した分下げもきつく、11月22日には148円と高値から5割のきつい下げを余儀なくされた。

  今2012年3月期の業績については8月に9月中間決算の営業利益が2億円から3億6000万円(前期3億6200万円)へ引き上げられた。当時は見送られた今3月期通期の見通しも11月に7億5000万円から10億円(前期6億6200万円)へ引き上げられた。株価をフォローするように業績も着実に上昇している。

  一方、株価の急反転で売り残が急増してきた。11月18日申し込み現在で32万株に過ぎなかった売り残は12月2日申し込み現在で394万株まで急増してきた。株価が堅調を維持するようだと売り方の買戻しが新たな株価上昇のバネになる可能性もある。昔は名うての仕手株としてならした資質も、仕手株一斉高の流れの中で注目される点だ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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