【今日の言葉】『オリンパスの第三者委員会調査報告書』=損失は1117億円

2011年12月7日 10:09

■損失隠匿のために充当された額は合計1349億円

  『オリンパスの第三者委員会調査報告書』=オリンパス <7733> の「飛ばし」等の不正経理問題を調査していた、元最高裁判事・元東京高検検事長の甲斐中辰夫氏を委員長とする外部有識者6人による第三者委員会が6日(火)、調査報告書を公表した。「飛ばした」損失は1117億円、損失隠匿のために充当された額は合計1349億円にものぼる。

  報告書は、株主や社会を裏切る不正行為であり関係者は法的責任を追及されるべきである。ただ、不正行為は会社ぐるみではなく、一部の関係者によって行われ、会社社員は真面目で技術も優秀と指摘している。今後は、司法当局等によって責任が追求されるものとみられる。遅れている第2四半期(4~9月)決算は期限いっぱいの12月14日までに発表される予定。上場廃止とするかどうか東京証券取引所の対応が注目される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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