【銘柄診断】安川電機は後半の収益を大幅減額だが、織り込みを完了し出直りへ

2011年12月6日 22:18

  安川電機 <6506> は3月30日に1007円の年初来高値を示現、高値圏で調整を続けた後、7月20日に935円まで買い直されたのを最後に急落相場に転じ、10月5日には511円という、高値からほぼ半値のきつい下げに見舞われた。

  中国向けロボットの低迷を嫌気したもの。今2012年3月期中間決算は営業利益92億5200万円(前年同期34億7800万円)と素晴らしく好調だったが、今3月期通期の営業利益については従来の200億円の見通しを140億円(前期比8.7%増)に大幅に引き下げた。

  足元の受注が中国などを中心に減速しているほか、原材料価格の高騰や円高が響くとみているため。後半だけだと営業利益は47億円と前年同期比49%の大幅ダウンとなる。こうした見通しはあまりにも慎重と見るアナリストが多く、最終的には上振れ着地となりそう。

  人件費の上昇を背景に中国ではロボット需要が急増する見込みにある。今期は下方修正だが、それでも増益を確保する。10月31日の戻り高値を更新、チャートはこれから買いエネルギーが盛り上がるパターンだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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