【銘柄診断】新コスモス電機は中間決算上振れも、通期据え置きが失望売り誘う
2011年12月6日 11:29
新コスモス電機 <6824> は震災の影響をほとんど受けない強い動きを続けた後、8月2日に1275円の年初来高値に買い進まれた。大きく買い上げられた反動も加わって、高値からの調整は厳しく12月1日には868円の年初来安値に売り込まれた。
今2012年3月期第1四半期の営業利益が3億7600万円(前年同期1億7500万円)の大幅増益を確保、業績上方修正への期待が強まったことが8月高値の背景。そして今3月期中間決算は営業利益が従来の見通し7億3100万円を大きく上回る10億4900万円(前年同期6億8300万円)の大幅上振れ着地となるなど業績は好調。
家庭用ガス警報器はLPガス用が伸び悩むも、都市ガス用が堅調。工業用は国内外で火力発電向けが伸びたことなどが要因。会社側では後半の環境が不透明として通期の営業利益見通し17億2200万円(前々期17億1700万円)を据え置き、会社側の慎重なスタンスが市場の失望売りを誘っているようだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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