【銘柄診断】丸紅はエネルギー価格上昇を背景に出直り相場へスタートを切る
2011年12月6日 10:26
丸紅 <8002> は10月5日の年初来安値373円をボトムに出直り相場に入ってきた。ここへきて原油市況をはじめ金属製品などの国際相場が引き戻しに転じ、それを反映した業績向上を先取りする機運が強まっている。
今2012年3月期中間決算は営業利益が961億2100万円と前年同期比44.7%増益を達成した。市況上昇に伴い資源・エネルギー分野が好調に推移。食料、化学品、輸送機など非資源分野も堅調だった。このため、今3月期通期でも営業利益1700億円と前期比16.6%増益が見込まれている。
好業績を背景に、今3月期の1株当たり年間配当金予想を15円から20円に増額した。従って配当利回りも4.1%にアップ、利回り買いも流入し始めた模様だ。PERはわずか5倍にとどまり、割安感は顕著だ。
新興国の成長が続き、積極的に投融資を実施してきた銅など資源の上流権益、新興国のインフラ投資関連事業からのリターンが拡大する見込みにあり中期的な見通しも明るい。戻り相場のスケールは大きいと見ていい。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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