【銘柄診断】くらコーポレーションは業績再下方修正の悪材料出尽くし感を強め5連騰

2011年12月5日 18:07

  くらコーポレーション <2695> は5日、8円高の978円と変わらずを含めて小幅ながら5営業日続伸した。前週末2日大引け後に6月に続いて2011年10月期業績の2回目の下方修正を発表、前期の過去最高純利益からの減益転換率を悪化させたが、悪材料出尽くし感を強めて下げ過ぎ訂正買いが増勢となった。

  10月期業績は、6月減額値よりさらに売り上げを17億7800万円、経常利益を10億8700万円、純利益を8億4500万円引き下げ、純利益は、15億1000万円(前期比44%減)と落ち込む。

  東日本大震災や原発事故で外食控えや節約志向が強まり、積極的なテレビCM費用や、感染症予防の衛生強化のフタ付き皿「鮮度くん」の全店導入の店舗オペレーション変更、新設備開発、新備品開発投資などの負担増が重なり再下方修正となった。

  株価は、6月の業績下方修正で1100円台を割り、9月開示の第3四半期業績の伸び悩みでは1000円台を割る調整相場が続いた。PERは13倍台と下げ過ぎを示唆しており、来期業績への期待も高めリバウンド幅を拡大しよう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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