竹島は我が国固有の領土 野田総理
2011年12月5日 11:00
野田佳彦総理は竹島について、木村太郎衆議院議員(自民党)の質問に答え「竹島は我が国固有の領土である」と改めて、政府見解を示した。 これは木村議員が、東京都教職員組合が2012年度版中学校新教科書検討資料の中で「もし(教科書の)記述通り『竹島は日本固有の領土』『韓国が不法に占拠』という政府の一方的な見解を学校で教える(押しつける)ことになれば、『感情的なナショナリズム』を子どもたちに植えつけることにもなりかねない。しかし、竹島/独島は、尖閣諸島や北方四島とちがい、『日本固有の領土』と言える歴史的な根拠はない」としていることに対し、「竹島は我が国の固有の領土で間違いないのか」と政府の見解と都教組への対応を質したのに答えた。 文部科学省では「社会科の目標を達成すべく、各学校において適切に行われるべきものと考えている」とするとともに「文部科学省としては(都教組に対し)御指摘のような指導等を行うことは考えていないが、都教育委員会において都内の市町村(特別区を含む)の教育委員会及び都立学校の校長に対し、我が国の領土に関する指導を学習指導要領に基づき適正に行うよう通知を発出したと承知している」と回答。文科省として指導などをする考えはないとした。(編集担当:福角忠夫)