【銘柄診断】不二家は仕手性が注目浴び需給が好転、期待大きい中国での展開
2011年12月4日 21:32
不二家 <2211> は11月18日に171円と1月12日の170円を更新して年初来高値を更新し、ここへきて強い足取りが鮮明になっている。新しい材料が表面化したわけではなく、個人投資家の買いを集めて中低位株が人気化する中、その延長線上で思惑買いを誘っている。
なにしろ、過去には仕手筋介入で1989年には2030円という超高値を示現しており、仕手株人気の中では思惑買いを誘い易い資質を誇る。
ポイントとなる信用の需給もここへきて信用売りが増加、168万株の信用売り残に対し信用買い残は210万株にとどまり、信用倍率は1.2倍と拮抗してきた。
実質的で徳用感のあるファミリー向け商品の開発、中国子会社の寄与などにより今2012年12月期は営業利益10億円(前期は決算期変更による9か月決算で1億8400万円の損失)へ浮上の見通し。
中国では富裕層をターゲットとした高品質商品向けとして売上げ拡大を目指し、中国新工場の建設もターゲットに入っている。中国での展開は今後とも見直しのポイントになりそう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
【関連記事・情報】
・【銘柄診断】ルックは再び高値をうかがうかの様な強い動きに転じる(2011/12/04)
・【話題株】富士フイルムHDは新配当政策観測報道を歓迎して続急伸(2011/12/04)
・犬丸正寛の相場格言~データでは説明できない先人の知恵をもとに株式投資で大成功~(2011/08/10)
・株式評論家・浅妻昭治のマーケットセンサー(銘柄発掘の王道を伝授・注目株厳選)メルマガがスタート!登録受付中(2011/06/22)