【銘柄診断】川崎重工は、チャートは出直りパターンを示唆、好業績がサポート
2011年12月4日 21:03
川崎重工 <7012> は4月1日の年初来高値377円からの調整局面。航空機と二輪車事業の収支改善で、今2012年3月期の業績続伸が想定される好業績が前向きな評価を集めたことが背景。しかし、中国の高速鉄道事故による車両部門への懸念、中国の建機需要の減速、欧米の景気停滞と円高による二輪車の収支悪化予想などの厳しい状況に変わり、株価も下げ足を速めた。
4月1日の377円から6月9日の281円までの下げ一波、7月4日から8月24日までの二波、そして9月1日の236円から10月5日の174円までの下げで、下げ三波を形成。11月25日の181円までのダメ押しを経て戻り相場に転じてきたところ。チャート的にはここから順調な戻りに入るパターン。
今3月期の9月中間決算は営業利益が当初の200億円から266億円(前年同期209億400万円)へ増額修正され、株価の出直りをサポートする状況も整った。今回据え置かれた今3月期の見通しについて、増額への期待感が株価の戻りを後押ししそう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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