【銘柄診断】不二越は好業績への評価が低い、タイの大洪水で環境はさらに好転
2011年12月1日 12:19
不二越 <6474> は1日、16円高の367円まで上げて反発している。株価は7月26日に561円と、震災前の高値の499円を大きくしのぐ年初来高値水準に買い進まれた。そこから調整に入り10月5日の320円で大底を確認、10月25日の465円までリバウンドを経て現在は2番底を探る展開になっている。
7月高値時は中国をはじめとした新興国市場が堅調に推移するとともに、収益向上へ向けたコストダウン効果が想定以上に成果を挙げ、前2011年11月期の営業利益が120億円から150億円(前期比81.9%増)に増額されたことが背景。
そして、10月7日に発表された前11月期第3四半期累計の営業利益は106億8500万円と前年同期比91.1%の大幅増益を達成、まさに市場の読み筋どおりの好調な決算を達成している。
それにも関わらず株価は反応しない。前11月期の見通しが据え置かれたことが嫌気されているようだが、タイの大洪水発生に伴い同社を取り巻く状況はさらに明るくなってきた。前11月期は上振れ着地となり、来期も続伸の可能性が強く、再び見直し買い相場入りが有力視される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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