【銘柄診断】日本金属は訂正高の第一波動を終え、第二波を待つ値固め場面へ

2011年12月1日 06:41

  日本金属 <5491> は8月22日の年初来高値203円から調整に入ったが、10月5日の122円をボトムに出直りに転じ、比較的短期の整理で持ち直してきた。震災後の安値は80円と大きく売り込まれた経緯があるだけに、その復元力はかなりの強さである。震災に伴う自動車業界の生産ダウンの影響が尾を引き、今2012年3月期9月中間決算は営業利益6億9200万円と、前年同期比53.4%のダウンに見舞われる結果となった。

  しかし、全ての産業を取り巻くサプライチェーンの再構築が順調に進み、会社側では第3四半期以降、自動車向けステンレスなどの伸びが期待できることから、今3月期の営業利益は19億円と前期比23.1%の減益にまで引き戻すものと見ている。そこらあたりを評価した買いが底打ちの動機付けになったものと思われる。

  現在は底値から第一弾の訂正高波動を終え値固め場面に入っているところ。今3月期の震災の影響などの特殊要因がなくなる来2013年3月期は大幅増益の可能性が強く、今期後半の回復力をウオッチする展開が予想される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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